天然温泉 湊山温泉(みなとやまおんせん)

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僕は、こういう温泉を求めていたのかもしれない。







レトロという言葉だけで片付けるには、少し軽すぎるとおもう。浴室へのスライドドアを開けると、プラスティック製の椅子に腰掛け朝陽に浮かんでいるお爺さんと目が合った。






46℃のお湯が張られた浴槽なんて知ってる?






昔テレビで笑って観ていた、リアル熱湯風呂だぞ。






その小さめの丸い浴槽に、見事に禿げ上がったオジサンが胸から下を真っ赤にして、目を閉じ静かに浸かっている。






いくつかある浴槽をぐるりと取り囲むようにある洗い場で、隅の方を選んで座り遠慮気味に身体を洗った。常連さんの視線がたまに刺さる。根性のない僕は、ぬるめの浴槽を選んで端へぽちゃりと浸かる。どの浴槽のお湯も、源泉掛け流しで、少し濁り気のある柔らかな湯だ。零れ出る湯が流れるタイルの変色度合いで、効能の高さが窺い知れる。






隣の浴槽のお湯は、腰までの深さがあってやや熱め。湯から出たお爺さんの背中を滑るお湯が、一瞬で弾けた。ワックスをかけたピカピカの車のように。






吹き出す源泉は、水風呂で使われているらしい。






つまりこうだ。






熱湯風呂に浸かり、水風呂に浸かる、そして椅子に座ってクールダウン。






この浴室一つで、サウナ効果が得られるという優れた温泉施設なのだ。壁に富士山こそ描かれてないが、子供の頃よく通った銭湯の雰囲気によく似ている。懐かしむように、僕は熱湯風呂だけ避けて、すべてのお湯を楽しんだ。「気温が5℃あがると人は生きられない」なんてことを、”5℃”くらいなんて笑ったが、41℃と、46℃、ならそういうことか。






脱衣場にある古めかしいロッカーを眺め、足裏マッサージ機は無料で使えた。






浴槽を出ると、栓抜きで開けるコーラがあったり。数台の内の1台だけ無料で使えるマッサージ機があったり。娯楽のワンダーランドに嬉しさのあまり微笑みながらキョロキョロしていた。






しばらくすると、テカテカした妻が女湯の暖簾の向こう側からニタニタしながら現れる。






うん、また行こう。



















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by saibara31 | 2018-05-12 22:46 | まち歩き | Comments(0)

FUJIFILM X100T で撮った写真ブログ&兵庫及びその周辺まち歩きと、デミオ15MBで行くドライブ日記。  * このページはリンクフリーです。


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