ALP(アルカリフォスファターゼ)の数値だけが高いので、肝胆道系疾患の検査をしてきました
2015年 12月 24日
( * 例によって、写真と本文の内容とは一切関係ありません。 )
甲状腺機能亢進症(バセドウ病)と診断されて、メルカゾールという薬で治療中である。甲状腺ホルモンを多量に分泌する病気で、汗をよくかいたり異常な食欲にも関わらず体重が減り続けるといった症状をもたらしていた。起きていても寝ていても全速力で生きてますって病気なんだとか。それでは、身体に与える負担が大きく健康上にも悪い影響をもたらす恐れがあるというので、副作用さえ出なかったら「メルカゾール」という薬で分泌され続けているホルモンの量を減らしてゆく事ができるのだという。薬の効果が現れるのには、多少の日数が必要なのだということ。薬の処方のたびごとに、血液検査が必要になってくる。
血液検査をするときにまず見る数値が、WBC (白血球)の値。 コレが少なくなると、メルカゾールでの治療が中止になるという。白血球が少なくなっては免疫力までをも失ってしまうからだ。僕の場合、運良く範囲内で横ばいのままで数値が安定していたから問題はなかった。 Free T3 と Free T4 という数値は血液中の甲状腺ホルモンの量を表して、TSHは脳から分泌される甲状腺刺激ホルモンのことで、T3とT4が高い数値ならば、脳からの命令するTSHが低くなり、T3 T4の値が低くなれば TSHが高くなるという法則。ホルモン量をコントロールしてるのを数値化したものということかな。バセドウの僕の場合は、当然 T3とT4の数値は上限のさらに上で、TSH値が恐ろしく低いという結果。つまり、体中を甲状腺ホルモンが増えているから、脳からは出さなくていいよと命令している状態。メルカゾールの処方で、正常値に釣り合うちょうどいい頃合いを見計らう作業が始まって、既にもう半年。現在では、一日3錠のメルカゾールで様子をみています。 (治療が始まった頃は、一日6錠でした)
血液検査で、少ないながらもコロコロ変わる結果なのですが、一向に変化がなく高値のままの数値があってソレがALP(アルカリフォスファターゼ)の値。これだけが、いつも異常に高い。「甲状腺機能亢進症のせいでしょう」と一旦は片付けられたが、T3 T4の値に変化が現れていても ALPだけは全く変化しないので、肝胆道系疾患が疑われるかもーと先生がいうので念のため検査してきました。
検査の結果、肝臓胆道系には特に異常はなく一安心。しかし「甲状腺機能亢進症のせいでしょう」とまたふりだしに戻る。さらに今回の検査では、T3とT4の値と、TSH値が逆転していて、甲状腺ホルモンが少なーい状態。そう言えば、体重が増え始めて以前の体重に戻ってきたのでそれでも判断できるのかも。今までは、死ぬほど食べても痩せていたのに、最近じゃ水だけ飲んでも、太るみたいな。それにしても、ややこしい病気になったものですな。
「元気そうなのに、一体ドコが悪いの?」
周りの人からそう言われる、とてもややこしい病気みたいですね。