7路盤は奥が深いらしい

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ちょこっと大きめの本屋さんに行くのが楽しみで、いつものようにカメラ雑誌が置かれたコーナーへと吸い込まれた。







「ストリートフォト云々」とか、「ヌード云々」という特集記事が組まれていると無条件に買うのだけれど、その他は立ち読みで済ませている迷惑な客。この日も、月刊誌をパラパラと次から次に目を通していたが、買うにいたるまでの雑誌は見当たらなかった。








「私に、この本買ってよー」







6歳の娘が、僕に持ってきた本が「月刊 碁ワールド 9月号」で驚いた。







表紙が、最近僕がハマっている 謝 依旻(しゃー(しぇい)いみん) 5冠女流棋士だったので、無条件でOKしてレジに並んだ。この雑誌を読んで、布石と詰碁を家にいる時にひとりで勉強するらしい。娘は強い棋士が好きなようで、謝さん、イヤマくん、里菜ちゃんと囲碁が打てるのを夢見ている。







先週、学校の図書室で娘が借りてきた本が、「かいけつゾロリの大金持ち」で、妻が頭を抱えていた。
















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by saibara31 | 2016-09-11 20:43 | 女流棋士への道 | Comments(0)

所作

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今宵。娘が、囲碁教室の先生との九路盤対戦した棋譜を並べてくれた。







「これは、先生ビックリしたんちゃう?」







黒を持つ娘は、今までなら隅の3線、「7-三」と置いていたのを、張栩(ちょうう)九段の対局を観てピンときたのか、「7-四」と置く工夫をみせていた。白番の先生が「4-六」と4線目に高く置いたのを見て、すかさず「3-七」に切り込んでいったのだという。そこに置かないと、この先はただただ押され負ける展開になるといったところ、一番強い手を打った。







「良い手って言ってくれた。先生の手が止まっとったで。ちょっと考えてたわ」







その後、キリ込みの展開にもつれ込み、切られても切り返すというテクニックはびっくりするほどマスターしていた。守りがゆるくなった隙を見つけられ端で白に石を取られるも、中央で取り返し先生を少し本気にさせて押し切って勝ったそうだ。教室のみんなが負ける中、「すごーい」と注目を受けたらしい。







「あーもっと強い人と、碁が打ちたいわ」







19路盤対局の相手が僕だと、こんなことまで言うようになった。







僕は娘の事を、「先生」と呼ばせてもらっている。
 

















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by saibara31 | 2016-08-24 20:35 | 女流棋士への道 | Comments(0)

詰碁

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朝のしっとりとした光が窓から溢れる中で、囲碁の石が盤上にぶつかる小さな音が聴こえてくる。昨日、僕に負けたのが相当悔しかったのか、ひとり9路盤に向かって石をひとつひとつ並べていた。コツコツと、小さい音がしていた。







「これ殺すんやんなー。どうやって殺せばいい?」







カメラを構えた僕の存在に気づいて、黒石を持った手を止める。日本棋院発行の詰碁の問題と睨みあっている。







「斬って行ったらどうやろ?」







すぐには答えを出さないで、娘に思考の余地を与える。







「うーん。これやったら、死ねへんなー。」







紙の上で考えるよりは、実際盤上に石を並べた方がよくわかる。対局じゃないので、間違ったら正解が見つかるまでやり直せばいい。







「これでやっつけられるんと違う?」







小さい指先から放たれた黒石を見て、僕が白石を指先でひとつ摘まんでそっと置いた。







「やったー、殺せたー。」







朝の6時半に、「殺した」「死んだ」と賑やかに喋っている父娘。いったい何事かと、寝室でゴロゴロしていてまだ寝足りなさそうな妻が、そろりと起きてきた。



















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by saibara31 | 2016-06-27 20:09 | 囲碁  | Comments(0)

FUJIFILM X100T で撮った写真ブログ&兵庫及びその周辺まち歩きとドライブ日記。 (2015年3月19日以降のブログの写真から Fujifilm X100Tで撮っています) * このページはリンクフリーです。


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