市立 図書館
2016年 01月 19日
( 2016年 1月 16日 / 兵庫県 加古川市 )
午後3時くらいの散歩。子どもたちが大勢集っている公園では風に煽られ砂埃がたっていて、防塵仕様でない僕のカメラでは少しばかりの恐怖を感じた。カメラの上から布を被せ少し離れた場所に避難すると、子どもの写真を撮っている微笑ましい親子の姿が見えた。その横では、自撮り棒を構えて、スマートフォンのインカメラで何度も何度も写真を撮ってる学生たち。
Fujifilmのカメラをぶら下げて歩くようになってから、3月でちょうど一年になる。23ミリという変化させることの出来ない単焦点レンズからみる世界だけでこの一年近く写真を撮ってきたけれど、他のカメラを羨ましく思ったことやレンズに対して欲が出ることもなかった。暇さえあれば写真を撮っている自分にはこれで十分だし、カメラ・写真共にとても満足している。あとは、自分自身の腕が上達すれば、いいのだけれど。何年かかるやら。
カメラを持ち歩く代わりにスマートフォンで写真を撮ることがほとんど無くなった。それが全てだってわけではないが、今年の3月で2年を迎える時にスマートフォンを辞めようと思っている。ゲームをするわけでもなく、電話もあまりせず、LINEを含むSNSだってしていない。こんな僕に、ハイエンドモデルのスマートフォンはまさに宝の持ち腐れ。
回りのメッキが剥がれ落ちて、今では高級感すら無くなってしまったスマートフォン。メッキが剥がれ始めた頃から、愛着だって薄れてゆくしね。愛着って、とっても大事。
市立図書館の2階は、子供の本が置いてある。綺麗なステンドグラス風のガラス窓。味わいのある階段。どれもこれも、カメラを向けたくなる被写体がここにはあった。