JR加古川駅 周辺 (兵庫県)
2015年 07月 10日
天気予報では、雨だと言っていたそうだが、予想に反してキツイ日差しの太陽。だったらという事で、仕事帰りに意味もなくふらふらと加古川駅近辺に。この辺りのこの時間帯は、もう飽きるほど歩いてる。なるべく、通ったことのない道を選んで、見るものパタパタと写真を撮る。
開発が進んで、綺麗に街が変わっていく。だけれど、綺麗なものの横には、昔ながらの建物が混在し威張っているのだ。
仕事で訪れた先での出来事。あれは、確か阪神タイガースの藤浪投手が好投した次の日だったか。
「昨日の藤浪、最高やったな~」
パートのおばさんが興奮しながら、社員の男の子に話している。
「昨日の試合は観ていて気持ちよかった」
共に、阪神タイガースのファンだというのが伺える。2人が盛り上がっている時の、おじゃまもんがワタシが居合わせるというシチュエーション。完全におじゃまもんデス。散々、二人で盛り上がって、ワタシの存在に気づき、わざわざ話を振ってくる。いや、そのフリは要らないんですけど。
「どこのファンなんですか?」
何処の?って阪神タイガースに決まってますやないですか。
適当な男のワタシが適当に相槌を打つ。一瞬、「仲間やん」みたいな空気が二人の間に流れた。そこに、追い打ちをかけてくる空気を読まない男子社員さん。
「誰のファンなん?」
仲間意識を持たれたら、いきなりのタメ口になっていた。もう、だったら3人で、盛り上がろうじゃない的なノリへと。昨日の試合について語ろうぜ的なノリにすこしの時間、言葉を失っていた。
えーーーっと。失った言葉を探すワタシ。質問なんだっけ?
好きな選手ですか?
「アカホシ」
その場の空気が一瞬にして凍りつくのを感じた。
休めていた手を動かし始めたパートのおばさん。何かを思い出したようで、持ち場にもどる男性社員さん。取り残されるワタシ。
こんな阪神タイガースファンですみません。