POLOの皮革化進んでいます。今週は、乗り鉄。北条町駅から法華口駅まで北条鉄道の旅。
2015年 01月 27日
まず、地元で有名な「ちゃく ちゃく ちゃく」という古着屋さんへ。100円、200円、300円で、古着が手に入れることが出来る。革っぽい古着を物色し、革ジャンを300円で購入。
「へぇ、そんなん着るの? ちょっと小さいんと違う?」
とか、言われましたが、家に帰ってハサミを入れられる運命に。
とりあえず、こんな感じ。
サイドブレーキのほうも、セレクターレバーのほうも、一回り分厚くなった感じで、手に持った感じが良くなりました。
さぁ、日曜日もドライブ行きましょか~。
最近、幼稚園の女の子たちの間で、手紙のやり取りをするのが流行っているそうだ。毎日、かわいい字で書かれた手紙を、家に持って帰って来ているのを見せてもらう。ひらがなでメッセージを書いて、似顔絵入りのイラストが入るという、レイアウトに手の込んだものが多い。
「そうや、日曜日行くとこ手紙に書いとく~」
土曜日の夜、メモ用紙くらいの紙に、えんぴつで何やら書き始める。暫くすると出来たよと自慢気に持ってきた。
解読すると、こう書いてある。
☆ えきちょうさんのとこ
☆ ららちゃんのとこ
☆ がいなうどん
☆ ぽかぽ
と、書いてあるではないか。オイオイ、最近2週続けて行ってるとこやないか。駅長さんのとこなら、無条件で行きますけど。
日曜日の朝。毎週、同じでは芸がないということで、トーちゃんは必死で考えたよ。
「北条町(ほうじょうまち)まで行って、そこから列車に乗って駅長さんのとこ行こうよ」
それは、名案だと娘は一発同意。妻は、北条鉄道関係全ては、「オマエのオゴリやったらな」と、反対ではないようすなので、娘のプランが速攻で採用となりました。
「えぇぇ~、格好エエやん」
朝、POLOに乗り込んだ妻が声をあげる。ステアリングカバーの時なんて、一日中気付かなかった妻がサイドブレーキカバーの縫い目を見て言う。
「ええなぁ~、私の車にもしてよー」
「ええよ」と、言いかけて言葉を呑み込む。妻の乗るワゴンRは、足で踏むタイプのサイドブレーキやんと心のなかで突っ込んだ。
田舎道になったところで、マニュアルモードで走ってみる。変速するときにセレクターレバーを触る時の感触が良かったことに、面倒でもDIYしてよかったと満足した。
北条町に着いて車をとめ、駅までプラプラ歩きながら、北条町の駅長さんはお猿さんだと娘に教えてやると、「何でー!」と驚いていた。駅に着くと、どうやらお猿の駅長さんには「出勤日」というのがあるのだとか。「ワシも、そんな出勤がええわ」とかなんとか言いながら駅舎に入ると、ねっぴー号がホームに停まってました。
切符売り場を探す妻。
「勝手に乗っていいの?」
レールバスという乗り物は、電車の乗りかたとはちょっと違う。バスのように、車内で乗ったぶんの精算をする。始発の「北条町駅」には、整理券は必要ないが、途中駅から乗る場合は、整理券が必要になる。運転席上部にある運賃表に料金が表示されるしくみ。バスのように、運転席横の運賃箱に料金を入れる。ちなみに北条町駅から、美人駅長さんのいる法華口駅までは、310円が乗車賃。
列車に乗り込むと、待ち時間もなく出発時間がやってきた。列車がゆっくり動き出すと、さきほど購入した焼き芋にかぶり付く娘。列車の中で食べると、特別ウマイのには何か理由があるのだろうか。
長い直線の線路の上を、たった一両のディーゼル機関車が走る。外から観ているとコトコト走るというイメージなのだが、実際乗ってみるとスピードもあるし、ガタガタ激しく揺れていて、何も掴まらずに立っていられないほど。
停車するどの駅も風情のある駅で、娘はキョロキョロしている。次が「法華口駅」だと知ると、列車の最前列へと移動する。遠くに見える法華口駅。だんだんと、その距離が縮まってゆく。
法華口駅に到着すると、駅長さんがお出迎え。こんな美しいお出迎え付きで、310円なら安い。列車のお見送りを見させていただき、駅舎の中へ。
11時から、絵本の読み聞かせ会があるので参加してくださいと、娘の存在をみて勧誘を受ける。以前、出遅れて参加できなかったイベントだ。今日は10時52分に法華口駅を出る列車に乗ってきたので、偶然にもジャストのタイミングだったようだ。
11時になって絵本の読み聞かせ会が始まる。子どもはうちの娘と、もう1人女の子。周りを大人が囲むといった、ほのぼのとした会が始まる。ストーブの上のやかんから湯気が立ち上る暖かい駅舎で、絵本の読み聞かせだなんて洒落ている。
11時18分 北条町駅行きの列車が出発。
11時も30分を回った頃、数名の子供達がやって来た。暫く、延長して会は終了。参加カードをもらい、また来てねと話し掛けてくれるが、無視する人見知り娘。
「次の列車まで、50分あるよ」
駅の時刻表見ながら妻が言う。
「パン食べてゆっくりしようよ」
何時間でも居られる居心地の良い駅。駅長さんとも、お話するのだけれど、美人に弱い娘は照れてしまってうつ向くだけ。「だって、恥ずかしいもん」 そういう年頃らしい。うだうだ駅で過ごすと、12時18分発、北条町駅行きの列車がやってくる。法華口駅とのお別れの時。
列車に乗り込んで、最後尾から、駅を眺める。
駅長さんが、娘を見つけて手を振ってくれる。両手で激しく振ってくれた。あれれ、いつものお見送りじゃないけど。撮り鉄の皆様、邪魔してスミマセンでした。
法華口駅で、「このへんで美味しいうどん屋さんがあると聞きまして、場所はどの辺りでしょうか?」と、咄嗟に聞かれて、明快な回答が出来なかった。覚書として、書いておきます。
<法華口駅から、がいな製麺所までの行き方>
駅を出て、すぐの信号(明日香のある交差点)法華口を左折し、県道716号線をひたすら北上し、中国自動車道 加西インターを越えて、しばらく走って満久交差点を右折です。県道145号です。しばらく直線道が続きます。左手に小学校が見えると、道がカーブになり、その先の信号 和泉交差点を右折です。ここには、看板が出てます。
右手に日吉神社が見えると、その左にある農道に進入すると、がいな製麺所があります。
昼に行くと、恐ろしいほど混んでいます。
昼をずらしても、恐ろしく混んでますけど。
うどんは、絶品です。